中部大学 副学長
中部大学 アクティブ アゲイン カレッジ
カレッジ長 佐野 充

学歴:名古屋大学大学院理学研究科化学専攻博士課程単位取得後退学
学位:理学博士(名古屋大学)
2015年中部大学に着任、2017年中部大学入学センター長、2019年中部大学現代教育学部長を歴任後、2022年4月に中部大学副学長に就任した。
専門分野:環境科学、環境経営
受賞:日本化学会進歩賞(1986年)、日本自動車研究会論文賞(2000年)
主要著書:『原子・分子の現代化学』学術図書(共著)

人生100年時代をどう生きるか
これからの人生をポジティブに
生き抜くためにCAACはあります

大学までの学習は、知識を新たに獲得し、自分を形づくっていく形成的学習。CAACでの学び直しは、これまでに得た知識や経験を異なった視点から理解できるようになる変容的学習です。自分と全く違う考えを持った人との出会いや初めて学ぶ学問の面白さ、新たな発見の喜びなど、CAACではさまざまな学びを体験していただけることでしょう。CAAC修了後は、現代社会に対する知見がより豊かになり、未来に対して柔軟に、しなやかに対応する力が身につきます。人生100年時代をどのように生き抜くか、人生の余生を「余生」と考えずにポジティブな思考で迎えるために、現代社会を知り、より広い世界を知ることで、年齢に関わらず高いポテンシャルを持ち続けられるはずです。「学びたい」という気持ちがある方はどなたでも、中部大学の門を叩いていただきたいと願っています。

中部大学長
竹内 芳美

学歴:東京大学大学院工学系研究科修了
学位:工学博士(東京大学)
2011年中部大学に着任、2015年工学部長、2017年副学長、2019年総長補佐を歴任後、2021年4月第6代中部大学長に就任した。
専門分野:生産加工システム
受賞:日本機械学会名誉員(2019年)、精密工学会名誉会員(2019年)、 精密工学会論文賞(2013年)
著書:『多軸・複合加工用CAM』日刊工業新聞社 『超マイクロ切削加工』日刊工業新聞社 『機械工学ハンドブック』朝倉書店 

「あてになる人間」を育て
オール中部大学から
社会へと送り出していきたい

一生涯、さまざまな領域について学び続けたいと好奇心を持つことは、人生に大きな喜びや刺激をもたらします。異なる分野で経験を積んだ受講生同士や現役の学生との交流も盛んなCAACは、多様な考え方が集まる場。年代や環境の異なる人の考え方を知ることが、大きな学びにつながっています。
今後はさらに、学び直しを考えている幅広い年代の社会人の方も通いやすいような場を提供していきたいと考えています。社会的に人材育成に力を入れる気運が高まれば、多くの大学でも試みが広がっていき、世界をも動かす大きな力になっていくはずです。
少子化が進み、やがて労働人口も減少していく厳しい状況であればこそ、中部大学は教職員が一丸となって全世代における「不言実行、あてになる人間」を育て、社会に送り出すことを使命として取り組んでまいります。

担当教員からのメッセージ

学ぶ意欲を持つ人の
ニーズに応えるカリキュラム。
CAACでは、2021年度より生活・科学の科目を開講しています。趣味や暮らしの延長として楽しみながら、専門的な知識を得ることで、さらなる活躍の可能性を広げられることでしょう。また、健康・福祉コースでの学びは、ご自身の健康に役立つことはもちろん、ご家族、ご友人、ひいては地域の健やかな未来へつなげられます。学びたいことが明確な方はもちろん、「夢中になれる何かを探したい」という方にもCAACはぴったりです。1年次には共通科目としてコンピュータ入門、ポルトガル語入門など、幅広い講義を用意しています。CAACで学ぶ2年間は、言わば第二のモラトリアム。これからの人生をあなたらしく、軽やかに生きていくための学びが、ここにはあります。

對馬 明教授(生命健康科学部 理学療法学科)
健康・福祉コース長
担当科目:「健康増進実習」「身体の構造と機能」「臨床医学(施設見学)」

地域に貢献し、次世代の
ために学び、生きていく力を。
私たちが若いころに学んだ一国主義のもとでの”国際社会”とグローバル化が進んだ現在の”国際社会”とでは、その在り方は大きく変化しています。例えば地球温暖化による巨大災害などがその事例です。自分の「常識」が、実はグローバル化時代には通用しなくなっていることも。そこで大切になってくるのが、新しいこと・知らないことを、共に学び合える場と仲間との出会いです。国際・地域・文化コースでは、グローバル化時代を生き抜く力を身に着けたい、地域社会に貢献したい、次世代のために学び続けたいと願う前向きな方を歓迎します!

羽後 静子教授(国際関係学部 国際学科)
国際・地域・文化コース長
担当科目:「国際社会を見つめて」「持続可能な地域社会」「国際社会と文化」
「地球環境と災害」

新たな場所で挑戦を始める
受講生の背中を後押ししたい。
人が生きていく以上、必ず多くの人と関わり、協力していく必要があります。「組織の中の人間行動論」では、会社組織をメインに扱いながら、地域コミュニティやボランティア組織などでの活動にも役立つ授業を目指しています。経験豊富な受講生のみなさんに組織の理論を伝えることで、「あのときのあの経験は、こういうことだったのか」と新たな発見をしていただけるでしょう。また、これから地域の自治体やコミュニティで活動される場合、周りと新しく関係をつくっていかなければなりません。そのときに起こりがちなトラブルやその解決方法、周りの人を巻き込む方法などを伝えたいと考えています。理論を学んで現実をみると、絶対に新しい景色が見えてきます。新たな挑戦をしたいと考える、受講生の背中を押すような授業にしたいですね。

寺澤 朝子教授(経営情報学部 経営総合学科)
共通科目担当
担当科目:「組織の中の人間行動論」

誰でも、いつまでも
健康で学び続けて欲しい。
いつまでも自立し、健康的に生活できること。いつかは誰もが関わっていくテーマです。授業では加齢に伴って生じる心身の変化を自覚して健康を保持増進し、自ら要介護状態となることを予防し、要介護状態となった場合においても、進んでリハビリテーションや適切な保健医療サービス及び福祉サービスを利用することにより、その人の持っている能力の維持向上に努められるようにしていきます。講義や実習を通じて、理学療法学科の学生と現役の理学療法士、CAACの受講生が互いに手を取り、学び、教え合うことで、さまざまな立場からの気づきや発見を得られることでしょう。そして健康なうちは要介護者に寄り添える「あてになる人」であり続けていただきたいと思います。

宮本 靖義准教授(生命健康科学部 理学療法学科)
健康・福祉コース
担当科目:「障がい者福祉とボランティア」「高齢者福祉と介護保険法法」

認知機能と身体活動・運動の
関係を学び、ご自身と周りの
方々の健康寿命を伸ばす。
私の科目では認知機能異常をはじめとした生活習慣病と身体活動・運動の関係性を学びながら、健康増進を目指して運動実習を行います。本コースの受講生はもともと健康意識が高い方が多いですが、年齢や背景が異なるため、一人ひとりの運動負荷を考慮することはもちろん、授業前に血圧測定や体調のチェックを行うなど、安全に楽しく実践していただける環境づくりを心がけています。認知機能テストや体力・運動能力測定などを実施し、定期的に自身の状態をフィードバックしていますが、「実習を通じて健康になった」という声もいただき非常にうれしく思っています。私の所属する学科の学生が運動指導スタッフとして運動プログラムを提供・実践しており、世代を越えてお互いに健康増進を学び合います。身体活動・運動は身体だけではなく脳にもポジティブな影響を及ぼします。その効果を一緒に実感してみませんか。

水上 健一准教授(生命健康科学部 スポーツ保健医療学科)
健康・福祉コース
担当科目:「健康増進実習」

学ぶ姿はキラキラと輝き
みんなに影響を与える存在に。
年齢を重ねていくと、健康の保持増進や疾病予防のための食事のポイントは変わってきます。現代には様々な情報が溢れており、情報の正誤を判断する目を養って正しい認識を持つことが大切です。何に気をつけてどのような食事をしたら良いのか?第一線で活躍しているドクターや管理栄養士などの専門家を招いて、具体的な健康食品学について学んでいただくこともできます。講義内容は、受講生の興味関心ごとをリクエストしていただくなど、実際にご自身の食生活にも生かせるように工夫しています。実習では、普段料理をしない方でも「これくらいならできそうだ」と思っていただけるように、講師と受講生が双方向に意見を交わしながら和気あいあいと楽しく料理を作ります。受講生からの意外な視点での質問や意見に、私も多くのことを教えてもらっています。受講を迷われている方は、ぜひ一歩踏み出して学ぶ楽しさを体感してください。

甲田 道子准教授(応用生物学部 食品栄養科学科 管理栄養科学専攻)
健康・福祉コース
担当科目:「健康栄養学」

CAACの4つの特徴

01

これからの時代を生きる
新たな価値観の醸成

変化し続ける社会を明るく前向きに生きていくために大切なのが、知識と価値観を更新していくことです。CAACで最新情報を学ぶことで、自身の健康から社会問題に至るまで、物事を正しくとらえ、見通す力が身につきます。

CAACの4つの特徴

02

学生食堂からプールまで
充実した学内施設を利用可能

約74万冊の蔵書を誇る附属三浦記念図書館や、随所にある学生食堂、温水プールやジムなど、充実した学内施設を一般学生と同じように利用できます。緑豊かなキャンパスは、四季折々の美しい景色が楽しめます。

CAACの4つの特徴

03

人生に役立つ
カリキュラム

CAAC で学ぶ科目は、転倒・骨折予防を学ぶもの、コンピュータ操作の基礎を学ぶもの、相続について学ぶものなど、人生に役立つものばかり。学びをきっかけに新たな生きがいや趣味につながったという声もあります。

CAACの4つの特徴

04

同世代はもちろん、
一般学生との異世代交流も

講義だけでなく、学外で行われるオリエンテーション合宿など新たな仲間たちとの交流も楽しみのひとつ。「かけがえのない学友ができた」という声も少なくありません。一般学生と一緒に学ぶ機会もあり、お互いにとって良い刺激となっています。