今回は歴史地理学科4年の坂本将太先輩のコメントを掲載します。
坂本先輩は3年の頃から部誌の復活に奔走していましたね。

3月で卒業する坂本です。
みなさん、鉄道趣味は一人「でも」できます。が、鉄道趣味には団体旅行や撮影会、模型展、冊子製作など、集団「だから」できることもたくさんあります。そういったことを共通の趣味をもつ仲間同士でワイワイ楽しめるのが、鉄研の魅力だと思います。

乗り鉄、撮り鉄、模型…。鉄道趣味には様々な方向性があるため、自分の趣向と合わない（と思っている）ものを集団で取り組むことを面倒に思うことがあるかもしれません。しかし、そう言わず一緒に取り組んでみると意外とハマるかもしれませんよ？自分も部活を通して趣味の世界が随分と広がりました。
(原文に一部補足しました。)

私も鉄道撮影がメインだったのですが、部活の影響か色々な事に足を突っ込んでいます(笑)
部員同士での鉄道ネタで熱く語る事もしばしばありますね＾＾

次回は、先輩に書いていただければ続編で別の先輩のコメントを載せたいですね。(願望

ここからはここ最近の鉄道話題よりいくつかピックアップです！

阪和線のぬし103系

225系5000番台の大量導入や、経年の若い103系による置き換えで古い車両が徐々に引退しています。つい最近まで走っていた1963年製造のトップナンバーやセカンドナンバーが存在していた事も今では思い出の彼方へ・・・。

あおなみ線　1000形

もしかすると見に行かれた方もいらっしゃると思いますが、名古屋に1986年に運行された「SL一世紀号」以来、実に27年ぶりに蒸気機関車が運転されました。

今回は名古屋市と名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)のイベントなので、走行は名古屋～名古屋ターミナル駅(貨物駅)間で行われました。

蒸気機関車はJR西日本梅小路機関区所属のC56 160号機(通称：ポニー)、12系急行客車、梅小路機関区所属の補機DE10 1118号機を借り受け、乗務員もJR西日本よりかり出されています。
あまり話題にはなりませんでしたが、蒸気機関車の運転・整備にはかなりの費用と技術が要求されます。現在、JR東海や名古屋市、あおなみ線には蒸気機関車を扱える人はもちろん居ません。こういったことからすべて借りて来ての運行になってしまいました。(JR西日本では現在閑散期なので貸し出し可能であった。)

C56+12系+DE10が名駅のビル群をバックにささしまライブ駅へ駆け上がります。

普段、見かける事が出来ない路線で蒸気機関車を見られると言う事もあって、見学場所はかなり大賑わいでした。
部員やOB様、そして顧問の細川先生も同じく撮影されていたようです！！

多額の費用で運行された、蒸気機関車ですが、本格的に運転するにはかなり大きな問題がいくつもあるように感じました。
大きな障害はやはり「費用・人員・設備」でしょうか。

蒸気機関車を現在運行しているJR北海道・東日本・西日本・九州や大井川鐵道、真岡鉄道などでは長い間の熟練された技術と多額の費用、地元の理解で成り立っています。そういった中で、名古屋で運行された蒸気機関車は少し気が早すぎる感じを受けました。

ともあれ、蒸気機関車を名古屋のビル群をバックで見られるというのは新鮮で貴重な体験でしたね(笑)
※ちなみにあおなみ線は貨物線として完成した当時から電気機関車やディーゼル機関車で運転されており、蒸気機関車が走った事はありません。逆に、撮影・見学地となっていたささしま会場(旧・笹島貨物駅当時)や名古屋車両区(旧・名古屋機関区当時)ではかつて蒸気機関車がたくさん活躍していました。

117系S12編成以下8連による朝ラッシュ金山行き快速

いよいよ117系と同数の313系が大垣へ導入され、すべて稼働を開始しました。
OBの先輩に誘われて沿線へ繰り出して、自分が117系を撮るのは(名古屋では)最後になるであろうと少し残念に思いながら1枚。
117系は中学の頃から遠出する際に何度もお世話になった車両なのでかなり残念ですね。

2ドアかつ鈍足の弊害が現在の高速ダイヤに対応出来ずに引退になってしまいましたが、まだまだ本家である京阪神地区や広島地区では今後も活躍するようなので、乗りたくなったら西へ行きましょう！？

373系　ホームライナー

こちらは名古屋地区(豊橋以西)へやってくる事が無くなってしまうので、撮影。
車両自体は静岡地区で活躍継続します。

313系5000番台　Y117編成

117系をすべて置き換えるべく2012年度より製造された5000番台最新グループ(Y114～Y117)です。
Y117編成は先日運転を開始したばかりなので床下から屋根廻りまでピッカピカです！！

おまけ

キハ85系

ワイドビューひだです。大学へOBの先輩に送ってもらうときに高山本線へ寄り道して撮影。
キハ85系は製造から20年が経過し、同世代の車両が引退していく中で今日も元気に活躍中です。

長文・駄文を読んで頂きましてありがとうございました！！
それではみなさままたお会いしましょう！！