学長ブログ

2017年4月 1日の記事

1. 学長第1日目の仕事

新しく第5代中部大学学長となった石原修(いしはらおさむ)です。

これから、時折この場を借りて、心に浮かんだこと、皆さんに伝えたいことを書き留めていきたいと思っています。

まず学長第1日目の仕事が終わったところで、書き出します。

4月1日、傘がいるかいらないかと思う程度の小雨模様の中で入学式が行われました。学部新入生2641名と編入生13名、それに大学院入学者139名。

入学式では、学問という大きな山に向かって歩き出す新入生に、分水嶺の話をしました。日本は太平洋と日本海に囲まれています。日本列島中央部には中央分水嶺とよばれる峠があります。雨が降れば、鳥居峠を境に木曽の流れは、片や太平洋に、そして片や日本海にそそいでいます。一方、私が一時住んでいたアメリカは日本の25倍もの面積があり、太平洋と大西洋に囲まれています。そして大陸中央部にあるContinental Divide(大陸分水嶺)であるMilner Pass(ミルナー峠)を境として、ロッキーマウンテンの流れは片や太平洋に、片や大西洋にそそぎます。当時私が住んでいたテキサスから、コロラドに入り、ロッキー山脈のその場所に立った感激を新入生に伝えようとしました。山に雨が降ってできた小さな流れは大きな川となり、ついには大海にそそいでいくのです。新入生の皆さんがいつの日か、峠に立った時、大きな選択の日が来て、その時に備えるようにと。

もう一つ、キャンパスとつながる世界の話をしました。春日井のキャンパスには1万(104)人の仲間がいて、30万(3x105)人の住む春日井市に地域連携の活動を広げ、750万(7.5x106)人の愛知県、2千万(2x107)人の住む中部地区の誇れる大学の一員として、1億3千万(1.3x108)人の住む日本、74億(7.4x109)人の世界が直面するいろいろな問題に目を向けることが出来る大きな人間になってほしいと話しました。

私の話に耳を傾けてくれた新入生の皆さんに、緊張の面持ちの中にも若さと情熱を感じました。さあ中部大学の皆さん、今から中部大学ファミリーの一員として新入生を歓迎しましょう。中部大学では、思いっきり勉強して、仲間を作り、明るく、楽しく、元気よく、中部大学のキャンパスライフを楽しみましょう。

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