国際宇宙ステーションとの交信をお手伝いしました無線部

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こんにちは!部長のJR2SWRです。
2月9日、豊明中央小学校にて行われた「ARISSスクールコンタクト」のお手伝いをしてまいりました。
中部大学無線部の活動というより、JARL東海支部登録クラブとしての活動ですが、報告します!

ARISSとは「Amateur Radio on the International Space Station」の略で、
国際宇宙ステーションの中でアマチュア無線の免許をお持ちの宇宙飛行士さんと
子どもたちが交信するというプロジェクトです。
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なんと、これはNASAの教育プログラムの一つなんです。
アマチュア無線の世界は宇宙まで広がっているんです!!

今回は宇宙飛行士の若田光一さんと、豊明市立中央小学校の小学生の皆さんが
交信しました。その交信をお手伝いさせて頂きました。
あくまでお手伝いなので、JA2YEF(中部大学無線部)として電波を出したりはしませんでした。

実はこのプロジェクト、既にアンテナは用意されています(前々回の記事を参照)。
今回は会場設営とアンテナ保守点検ですね。

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こちらが今回の会場です。豊明市立中央小学校の体育館ですね。
もしかすると、母校だと言う方も居るのではないでしょうか。

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宇宙に関する展示物も充実していました。左の写真は国立博物館の展示物だとか。

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特に印象深かったのは宇宙食。地上のものと同じ味がするのかな。

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そして、今回の「縁の下の力持ち」君であるクロス八木アンテナです。
こいつがなければ、宇宙から明瞭な音声を受信する事もできませんし、
宇宙へ電波を送信する事もできません。
アンテナの向いている方向に、するどく電波を飛ばす事ができます。

ここで問題になるのが、「宇宙ステーションの移動」です。
宇宙ステーションは地球の周りを周回しているので、
アンテナを常に宇宙ステーションの方向に向けなければなりません。
この問題を解決するために、アンテナを機械に取り付けリアルタイムで少しずつ動かす
という手法を取っているようです。

そのアンテナを動かす機械(ローテータ)がちゃんと動作しているかを
確認するのも、私の仕事でした。
そこで、とても素敵な出来事が起きました。

私の持っていたハンディ無線機で、宇宙ステーションの電波が受信できました!
宇宙からの電波を手元の無線機で受ける事ができ、びっくりしました。
(もしかしたら、どこかに中継局があるのかな?)

Google Driveに動画をアップしてみたので、興味のある方はどうぞ!

さて、無線部はこれからどんどん活動していきます!
科学物理実験会さんのサイエンス王国にも参加します。
来年度は開学50周年という事で大きなイベントも企画しています!
応援、よろしくお願いします。