ALL ASIAN DX CONTEST無線部

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radio20140911-002.jpgHi, This is HAM RADIO CLUB.
We were participated in "ALl ASIAN DX CONTEST" was held on 9/6-9/8.

It was the DX CONTEST for the first time since REVIVAL.


こんにちは、無線部です。私達は9/6から9/8にかけて行われた「ALL ASIAN DX コンテスト」に参加しました。
無線部復活史上初めて参加した海外コンテストでした。

通常のコンテストと同じく「指定された時間の中で何局と交信できるか」を含め、このコンテストは「日本以外の局と交信しなければポイントにならない」というルールがあります。
つまり、小笠原諸島の局、オペレータが日本人および日本語を話せる場合を覗いてすべて「英語」を使用します。ですが、難しい英語は特に必要ありません。例えば......


YZ1AA「CQ ALL ASIAN Contest, This is Yankee Zulu One Alpha Alpha, Yankee Zulu One Alpha Alpha, Over」
(相手局:ALL ASIANコンテストに参加中の各局、こちらはYZ1AA、YZ1AAです。どうぞ)

JA2YEF「Juliet Alpha Two Yankee Echo Foxtrot, Colling you and standing by」
(私達:JA2YEFです、あなたを呼んでいます。どうぞ)

YZ1AA「Roger Roger! JA2YEF, You're Five-Nine and Three-One, Thirty-one, QSL?」
(相手局:はい了解です、こちらのコンテストナンバーは5931、31です、了解ですか?どうぞ)

JA2YEF「Five-Nine and Three-One QSL! You're Five-Nine and Twenty-One, Five-Nine and Number TWO and Number ONE, QSL?」
(私達:5931確認しました。こちらのナンバーは5921、59と数字の2と数字の1です、どうぞ)

YZ1AA「5921 QSL! Thank you and good luck! 73」
(相手局:5921確認です。ありがとうございました、ご健闘下さい。さようなら)

JA2YEF「Thank you! sayonara」
(私達:ありがとう!さようなら) ※さようなら、ありがとうなどはわりと通じます

※YZ1というプリフィクスは存在しません


とまあ、こんな感じ。コンテストナンバーを交換するのは普通のコンテストと同じですが、このコンテストのコンテストナンバーの下二桁は「オペレータの年齢(複数人ならば平均年齢、女性なら00でも可)」となります。今回は20歳の私と22歳のGOAさんで参加したので私達のナンバーは21となります。ただ注意したいのは、日本語では「こちらのナンバーは」といいますがこれは「Your Number is...」になります。「あなたが記録するべきナンバー、あなたに渡すナンバー」という意味なのでしょう。そして「そちらのナンバーは何ですか?」はやっぱり「My Number Please?(私のナンバーを下さい)」になります。

そして見た感じ、ほとんど「フォネティックコード」と「数字」しか言ってないので、発音があまり上手でなくとも相手は聞き取ってくれて交信は成立します。もちろん日本を含めて英語が公用語でない国もたくさん存在するので、たまに怪しい発音もあります(ゼブラをズィブラではなくスィブラと発音していたり。きっと私達がジャペンをジャパンと言うのと同じようなものでしょう)。

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今回はこの装備で挑みます。Single-TXです。先日設営したHB9CVアンテナを使います。

正直今までは国内ばかりで「本当に海外まで飛ぶのか」と疑問でしたが、流石のビームアンテナです。余裕で飛んじゃってびっくりでした。
もちろん、常に海外と交信出来るかというとそうではなく、時間帯によって電離層の関係などでコンディションは変化します。つまり、コンディションの良い頃合いを見計らって集中的に参加、ですね。

6日午後10時、手始めにアンテナを北西へ向けてヨーロッパの方々と交信。ちゃんと交信できました。その後しばらくはヨーロッパやアフリカ付近と交信します。
7日午前3時、聞こえが悪くなってきたので仮眠。(私が疲れたという意味もあります)。
7日午前6時、先に仮眠していたGOAさんと交代。北米に向けて交信します。

......ちなみに、この日は日本物理学会が中部大学で開催されていましたね。うちの部員の半分はそこのお手伝いをしていて、GOAさんもその1人なので午前8時一旦停波。私も1回帰宅します。

7日午後9時、再び大学へ。
なんとパイルアップ(大量に呼ばれている状態)になっていました。もちろん全て海外局です。GOAさんががっつりさばいて、落ち着いた所で私と交代。その後8日午前2時に仮眠。

8日午前5時、再び無線機の前へ。北米はもちろん、中国やマレーシアなどとも交信できました。
......そして、なんとここでブラジルの局を発見(コールサインでどの国の局か分かります)。日本の真反対です。ここでブラジルのある南アメリカ、東南東にアンテナを向けたいところですが、北から東にかけて様々な方向ヘ向けます。(正距方位図法で調べてみよう)
是非とも交信したかったのですが、残念ながら相手局は私達の電波を拾えなかったようです。他にも日本の局が幾つか呼んでいましたが交信成立していたのはそのうちの3割程度でした。

ちなみに、「ありがとう」「さようなら」などの日本語はわりと通じますし、相手局もよく使ってくれます。ちょっとした国際交流?
面白かったのが、中国の局と交信している時に「ごじゅうきゅう、にじゅういちですか?」と、ちょっと片言な日本語を使ってくれた事。思わず嬉しくなってしまいました。

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......というわけで、午前9時終了。
258QSO x 37Multi = 9,546pts でした。もう少しで1万でした。上位局は10万点なども居るのでまだまだです......

初めてのDXコンテストでしたが、正直すごく楽しかったです。ノウハウがやコツがなんとなくつかめたので、別のコンテストも出てみたいですね。
そして何より、他の部員に見せてあげられなかったのが心残りです。これは見ていてもすごい楽しいと思う!次回やる時はみんなでやりたいですね。