第8回 おもしろ科学教室 が開催されました!無線部

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どうも無線部です。

今回もJR2XBZ 髙木が担当します。


今回は第8回おもしろ科学教室について書きたいと思います。



そもそも、おもしろ科学教室ってなんですか?(正直私もそうでした笑)という人も多いと思いますので、まずは説明から。


 このおもしろ科学教室は、主に未来を担う子供たちに科学に親しんでもらおうというイベントです。各主催者さんのブースがあり、それぞれ、パネルや実物の展示、簡単な実験、工作などの体験が行われていました。


 私たちは名古屋大学 無線研究会 JA2YKA さん、日本アマチュア無線連盟東海地方本部さんのお手伝いという形で参加しました。




 JA2YKAさんのお手伝いとしては、無線の運用実演が主で、あとはアンテナのお片付けですかね。YKAさんは私たちYEFが常設しているX7000という大きなアンテナを使って運用していました。(ちなみにYKAさんはこのアンテナを移動で使っているという、すごい人たちです。)


 日本アマチュア無線連盟東海地方本部 さんのお手伝いとしては、フォックスハンティングという、無線を使ったゲームに参加した子供たちの誘導とそれに参加する子供たちの受付でした。




 で、再び、フォックスハンティングってなんですか?という人のために、こちらも説明を。


 フォックスハンティングとは、本当にキツネを捕まえるわけではなく、簡単に言えば、隠された無線機(発信機(キツネ))を、配布された受信機の受信強度などを頼りに探す(ハンティングする)ものです。


 今回は天候にも恵まれ、名古屋大学さんの図書館前の広場で行うことができました。一見、何も問題はなさそうに思えますが、ただ一つ、ただし、致命的な問題がありました。

 それは、発信機の電波がほぼ受信できない!!っていうことです。私も自前の無線機でやってみましたが、発信機のすぐそば12mほどまで近づかないと発信機の電波を受信できませんでした。

 本来ならば、発信機は草陰などに隠すのですが、今回の場合、そんなことをしたら時間内に誰も見つけられないっ! なんてことも考えられます。ということで、事前に作っておいた地図の場所の、しかもすぐに目につくところに発信機を置く、という形をとりました。もはやただの宝さがし状態ですが、今回の場合、子供たちに方位磁針を使った地図の読み方を学んでもらおう、という目的もあったので、メインはこっちになりました。


 なんでこんなことになったのかというと、発信機や受信機の問題ではありません(って言っても、0ではないですが)。実は昭和区にある東山タワーから発射されているエフエム愛知の電波が強すぎたのです。
 FMの受信機は同時に2つ以上の電波を受信したとき、その中で最も強い電波しか聞くことができません。つまり、電波の強さが、今回使った発信機の電波>エフエム愛知の電波、になる距離まで発信機に近づかないと、目的の電波が受信できない、ということだったのです。
 電波状況さえ良ければ、階段状になっているところとか、植え込みがあるところとか、広さなどの土地の条件は申し分なかったんですけどね...... なかなか難しいもんです。


 それでも子供たちは楽しんでくれたみたいだったので、よかったのではないかな、と思います。




 今年のおもしろ科学教室は、私たちの参加した範囲では無事に楽しく終えることができました。来年、2017年も、また成人の日(今度は19日)に開催される予定ですので、興味のある方はぜひ行ってみてください。


 今回のブログはXBZ髙木が担当しました。 それでは。