パーソナルコンピュータ研究会(P-KEN)です。
6月中旬から暑くなってきましたが、
気温の上昇は精密機器であるパソコンにも大敵です。
そこでちょっと前にパソコンの掃除をしました。
パソコンは集積回路がたくさん搭載されているので、
通電による回路の発熱量がとても大きく、
発熱によって回路自身が抵抗を持って電流の流れが悪くなったり、
最悪の場合には回路皮膜や回路基盤を焼いたり溶かしたりして壊れてしまいます。
これら回路の発熱による故障を未然に防ぐため、
パソコンを筆頭に精密機器には放熱板や吸気・排気ファン(小型扇風機)がついています。
これらの装置を効率よく組み合わせて放熱をしているのですが、
長い間使用してくるとホコリが溜まり、放熱の効率がどんどん悪くなります。
逆に言えば、パソコンのふたを開け、中の放熱板や排気ファンについたホコリを取り除くことで、
パソコンの安定動作や効率向上が期待できます。
今回は、サークル内で動作しているPCの内で、
プログラムの起動がちょっと遅かったり、頻繁に再起動を繰り返す、
不安定な動作のPCのふたを開けてホコリを取り除きました。
精密機器にとって水分はとても危険なので、
エアダスターを用いてホコリを吹き飛ばします。
中央情報処理装置(CPU)の空冷ファンと吸気・排気ファンを集中的に掃除し、
また電気回路基盤(マザーボード)を全体的に掃除し、
最後に吸気・排気ファンの銅線がしっかり接続されていることを確認して、
ふたをして元の場所に再設置しました。
掃除をしたパソコンは以前のように再起動を繰り返すようなこともなく、
安定した動作をしています。
パソコンの動作がおかしくなった時は、
熱による動作不安定の可能性もおおいにあると認識できる掃除でした。