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『タイル きのう・きょう・あした』展

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2月7日
セラミックパークMINOにて『タイル きのう・きょう・あした』展を見学してきました。

architecture20090207-1.jpg


当日は午後2時から藤森照信先生の講演会もありました。テーマは「建築探偵のタイル観察」です。また、同伴していただいた稲川先生(建築学科教授)から建物の説明をしてもらいました。

2月7日13時30分集合。到着から30分は建物各所の説明と展覧会の見学をしました。

写真はエントランスから屋上広場を映したもの。左と右のガラスで覆われた部分は下の展示室へ光を入れるトップライトになっています。床のタイルは焼かずにつくられた珍しいタイルです。外壁に使われた黒っぽいレンガは特注品で、通常のレンガよりも一回り大きいものが使われています。

14時、藤森先生の講演会が始まりました。
初めにアフリカの日干しレンガについて説明がありました。
これは今でも使われる材料ですが、泥を木箱に入れて天日干ししたものをレンガのように積み上げて建物をつくります。泥となる土はその辺にあるような極普通の土を水で混ぜただけのものです。積み上がった日干しレンガの表面に仕上げの泥を塗り、完成です。しかし一年に何度か雨が降るため毎年泥を塗り直さなければなりません。また、浴槽周りや水に濡れてはいけない大事な場所にはタイルが貼られました。これがタイルの原点ではないかと藤森先生は考えたそうです。当時、食器としての土器は既につくられていました。土器を四角い板として焼いたものがタイルになったのです。そのためレンガとタイルは似たようなものでも発生は別物である、ということになります。
その後は日本のレンガの話に入りました。村野藤吾の北国銀行や銭湯のタイル絵、F.L.ライト設計の帝国ホテルから果てはINAX創業のお話など、建築探偵らしい面白い話が盛りだくさんでした。


藤森照信(ふじもり てるのぶ)
東京大学生産技術研究所教授。建築家。建築史家。
専攻は建築史・生産技術史。
明治から昭和にかけての建築史を専門とする傍ら自然素材を使用した個性的な建物の設計も行う。

コメント ( 1 )

マンドリンブログ担当2009年02月28日

すごいおもしろいですね^^
そのものの物語の背景を知って見ると今までと世界がかわりますね^^!

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