山岳写真(3-1)~山、その登山~写真部

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皆さんこんばんは、Fです。今回は山岳写真シリーズ第3回目、登山をテーマにお送りいたします。本来ならば本連載は今回で終わらせる予定でしたが内容的に分割した方が良いと判断したため二回に渡りお送りいたします。DSCN8517.JPG

さて、登山とは何か。山に登ることです。今回は筆者の言うところの"それ以外"を撮影するために必要な登山について解説していきます。

~登山、それは楽しくも危険な遊び~
これから夏が近づくにつれて山に行かれる方も増えることでしょう。それに伴い増加するのが山での事故です。つい最近、新潟の山で親子が遭難し遺体となって発見されたニュースを覚えて居られる方も多いでしょう。あの遭難事件は山のリスクを端的に表していると言えるでしょう。山では少しのミスで死ぬ、と。
山は大まか分けると二種類存え存在する、というのが筆者の考えです。低山か高山か、その二つです。
では、ここで読者の皆さんに一つの問いかけをします。 遭難のリスクが高いのは低山と高山のどっち?、と。

この質問に対する回答は読者の方の経験によりハッキリ分かれるでしょう。山を知っている方程低山と答え知らない方程高山と答えます。なぜか?人の潜在意識の中には高い所ほど危険という考えがあるからです。
しかし日本の山には当てはまりません(エヴェレストなどのヒマラヤやデナリ(旧称マッキンリー)、ヨーロッパアルプスなどの単純に高度の高い山には当てはまります)。何故かと言うと日本の高い山はそれだけ登山者も多く登山道も整備されているからです。また高いだけあり木々が少なく迷いやすくなるリスクも減ります(その分滑落などのリスクが上がるのも事実ですが)。DSCN8540.JPG
(木々の少ない山 北アルプスの燕岳)
一方で低山は高山の逆、つまり木々が多く遭難のリスクも高くなります。

この様に山には多様なリスクがあります。また、遭難のリスクは低山に比べて下がるとは言え高山のリスクは高いものとなっており決して油断の出来る状態ではありません。
山には様々なリスクがある、そういったことも頭の片隅におきながら山を楽しまれてはいかがでしょうか。
山岳写真シリーズ最後となる次回は実際の写真も掲載しながら山でしか撮れない風景を紹介します。