1月5日 あけましておめでとうございます鉄道研究会

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みなさま、新年あけましておめでとうございます。
近頃、引きこもり気味な就活生の3年村上でございます。

みなさまは年末年始いかがお過ごしだったでしょうか?
私は就活スタートと言うこともあってほとんど引きこもり生活状態でした(苦笑

唯一、年末年始にかけて神宮(伊勢神宮)へ参拝に行ってきましたのでそちらの話題で新年のご挨拶とさせて頂きたいと思います。



初日の出直前、伊勢神宮の内宮へ到着したシャトルバス


それでは本編です!

おおみそかは前回同様に朝自宅を出発して近鉄山田・志摩線で撮影をしておりました。

近畿日本鉄道ではおおみそかの夜から元日の朝にかけて終夜運転を行っています。
終夜運転とはその名の通り、一晩中電車を走らせていることです。

東海地区(2012年)では
・名古屋市営地下鉄(上飯田線を除く全線)
・JR東海(東海道線・関西線・紀勢線)
・東海交通事業
などで行われていました。

名古屋市交通局では上飯田線を除く全線で30分間隔で運転。
JR東海は東海道線沿線にある熱田神宮(熱田駅最寄り)へ向けて上下4本と伊勢神宮へ向けて上下2本です。
さらに東海交通事業(勝川~枇杷島)は初日の出を見るための臨時列車が上下2本出ていました。

さて、本題の近鉄はどうであったかと言いますと、
・奈良線系統(阪神線直通)
・京都・橿原線
・生駒線
・信貴線
・大阪線系統
・名古屋線系統
・南大阪線系統
で、それぞれ終夜運転が行われました。

そのうち、信貴線、生駒線を除く本線系統では特急列車や優等列車が多数運転されました。
さらに、橿原神宮や伊勢神宮がある京都線系統・南大阪線系統・大阪・名古屋線系統では一晩を通して特急列車が運転されました。

今回撮影へ行ってきたのは伊勢神宮を抱える大阪・名古屋線系統です。
おおみそか深夜から元旦にかけて伊勢へ向けて多数の列車が運転されました。


1230系

宇治山田駅で発車を待つ普通電車。
20時をこえると人もまばらです。


回送(左)と鳥羽行き特急

伊勢方面へやってきた列車は乗客を降ろすとすぐに回送列車として折り返しをします。
近鉄山田線では折り返しが出来る駅が、宇治山田駅・五十鈴川駅・鳥羽駅の3つであるため、行き先はいずれかとなります。

折り返しの関係で上り列車(大阪難波・名古屋方面)の案内表示がすべて回送電車で埋まるというおもしろいことも発生します(笑)



5200系の五十鈴川行き急行

なばなの里で行われているウィンターイルミネーションに合わせて、近鉄長島駅へ臨時停車を行っている関係で、特別にヘッドマークが付いています。



12400系サニーカーを先頭に大阪難波発の特急が到着。

普段は4~6両程度の深夜特急も、終夜運転時にはほぼすべて8両編成となります。


2012年最後の発車は23:59発明星行きの普通電車。

折り返し用の2番線より発車です。

宇治山田駅は構造がとても特殊です。
1・2番は折り返し、3番は鳥羽方面、4番が大阪・名古屋方面ホームです。
折り返しホームがあるのはかつては宇治山田駅が終点だった名残です。



宇治山田駅


これはかつての参宮急行が内宮最寄りへの延伸を計画しており、山田駅(現在の伊勢市駅)から急カーブの先に建設した参宮急行の終着駅として開業した為です。
宇治山田という名前も、内宮の門前町”宇治”と外宮の門前町”山田”が由来となっています。

参宮急行の名の通り、神宮参拝客のための駅でもあるために、豪華な造りとなっており、外装はスペイン風で天皇の為に貴賓室も設けられています。

その後、結果的には地元の猛反発をくらい参宮急行は宇治山田駅より先への延伸を断念しました。

1940年代に近畿日本鉄道となった宇治山田駅は、1960年代には鳥羽方面への観光開発の際に特急電車と特急バスの連絡駅となりました。


1番ホーム(右)とすぐ隣にあるバス乗降場

かつて(ビスタカーが登場した頃)に使用されていたものです。


バスのターンテーブル

すでに朽ちておりますが・・・(汗



五十鈴川駅始発特急(左)と宇治山田駅終着の急行(五十鈴川駅折り返しの回送へ)

宇治山田駅の3・4番線は内宮方面への延伸が途絶えた後、志摩電気鉄道(現在の志摩線)を買収した際に鳥羽方面への延伸機運が高まった為に鳥羽線として鳥羽方面へ延伸されました。


さてさて、難しい歴史話をわかりにくい説明で長々と書いてしましましたね(汗)
とりあえず、色々な歴史の流れに奔走されたと言うことで、利用する際に思い出して頂ければ幸いです。


本題へ戻りますね^^


伊勢志摩ライナー

名古屋から伊勢志摩ライナーが到着。
特急電車も総動員されています。



ACE(エー・シー・イー)と新スナックカー

こちらは大阪方面からの特急です。



アーバンライナーplus

普段は大阪-名古屋を結んでいる特急車も伊勢へ向かいます。



伊勢志摩ライナー

こちはら大阪からの伊勢志摩ライナーです。
2012年より更新工事が始まり、赤色系と黄色系の2種類が登場しています。
どういうわけかこの赤色の事を先輩が”伊勢エビライナー”と言っていたのを忘れられません(爆笑)



新スナックカー

大阪万博の頃に登場した新スナックカーです。
かつては軽食コーナーがあった名残で新スナックカーとなっていますが、現在はありません。
40年選手ですが、まだまだ現役ですね。まあ、同じ特急料金で乗るなら新しい方が良いですが(笑)



ビスタカーEX(エグゼ)

かつての近鉄特急の代名詞と言えばビスタカーでした。
現在でも15編成が更新を受けて活躍していますが、そろそろ後継車が欲しいところですね。



ビスタカーEX(エグゼ)

さて、上と何が違うのかと言いますと(撮影した駅も違うんですが)・・・。
実はビスタカーとビスタカーが連結した8両編成なのです!!

普段はビスタカー同士が連結することは臨時を除くとありません。
このような臨時特急だからあり得る組成もおいしい収穫ですね!!


ここでぶれーくたいむ。

折角なので伊勢神宮について。
伊勢神宮とは天照坐皇大御神を祀る皇大神宮(内宮)と、豊受大御神を祀る豊受大神宮(外宮)の二つの正宮を指します。


豊受大神宮(外宮)


五十鈴川に架かる宇治橋(2012年の初日の出)



皇大神宮(内宮)

来年は20年に一度の式年遷宮が行われます。
式年遷宮とは20年に一度、正殿を含めた全65棟の鳥居などすべてを造替するものです。
685年に始まり、戦国時代や第二次世界大戦後などの中断期間もありましたが、今回で第62回目を迎えます。
なお、宇治橋などに関しては大戦直後に式年遷宮が延期された際に此方だけ造替したために式年遷宮とずれが発生しています。

来年の参拝はぴかぴかになった神宮で参拝できますのでこの機会にぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか?


さて、伊勢市(外宮最寄り)・宇治山田・五十鈴川(内宮最寄り)からはバスが発着しています。
こちらは三重交通のバスが各営業所からかき集められて総動員されます。



日野 新型セレガ


いすゞ 新型ガーラ

以上2枚は間違え探しです(嘘
実は日野、いすゞの合資会社によって車体を架装しているため、同じ車体が乗っています。
若干、デザインを変えているため一部異なりますが基本的には同一のようです。


いすゞ 新型ガーラ

桑名からはA特急車(高速バス)が応援に来ています。
普段は名古屋・栄から桑名方面を結んでいるバスに使用されています。



三菱ふそう エアロバス

こちらは南部観光営業所(伊勢営業所併設)の観光バス。
伊勢神宮ではパークアイランド方式を採用しているために、駐車場からそれぞれの神宮を結ぶバスが多数運行されています。



いすゞ ガーラ2000

四日市営業所からはガーラ2000の観光車が参戦。
この車両はA特急車(高速バス)仕様が多いため、観光車はむしろ希少な部類です。



日野 セレガ

志摩営業所からはA特急車(高速バス)の古い型のセレガが応援に。
中部大学では春日ヶ丘のスクールバス(青いバス)で同型の車両が居ますね。
かつては桑名営業所に居ましたが、新型セレガ・ガーラに置き換えられて志摩へやってきたようです。



三菱ふそう エアロクィーンⅠ

伊賀営業所からはハイデッカータイプの観光バス。
三重交通は近年ハイデッカータイプの導入を行っておらず、希少な部類になっていくかもしれません。



いすゞ スーパークルーザー

地元の伊勢営業所からは古参観光バスのスーパークルーザー。
すっかり見る機会が減ったかなり古いバスになりますね。

他にも松阪営業所・中勢営業所(鈴鹿・津)などからもバスが来ており、乗務員も一部は浄心営業所(三重交通が委託されている名古屋市営バス営業所)から借りていました。


普段見かける機会が無いバスも居たため良い記録になりました。

今回は途中から2年牧村君が同行しました。さすがにオールナイトで回ったため、かなりお疲れの様子でした。
もちろん私も帰宅後1日中寝てましたが(笑)

だらだらとした長文駄文を読んで頂きありがとうございました。
それではみなさままたの機会にお会いしましょう!!