10月25日(日) 地下鉄東山線ホームドア設置工事進捗状況レポートVol.3 名古屋駅ホームドア使用開始鉄道研究会

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みなさまこんにちは。鉄道研究会ブログ担当の坂本でございます。

本日名古屋駅に立ち寄ったところ、名古屋駅東山線ホームのホームドアが丁度本日から使用開始となっていました。

というわけで、不定期でお送りしておりますこの「東山線ホームドア設置工事進捗状況レポート」ですが、本日はVol.3として、名古屋駅でのホームドア使用の様子をご覧いただきます。

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↑ホームドアの使用が開始された名古屋駅2番ホームに到着した5050形5159H

5050形とホームドアの組み合わせというのは新鮮ですね。

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↑まずは藤が丘方面ホームとなる1番ホーム側から。

本日は大変ホームが混雑しておりましたので、ホームドアに近づき過ぎたりもたれかかったりする人が多くいました。

駅員さんは慣れないホームドアがあることもあって、そうした危険な行動をする人たちの整理に忙しそうでした。

ちなみに『週刊私鉄全駅・全車両基地No.23』(2014年朝日新聞出版刊)の23ページにある情報によると、地下鉄名古屋駅の1日平均乗車人員は173,703人(2012年度、桜通線含む)とのことで、乗り換えや降車する人も含めると、1日約40万人程度がこの地下鉄名古屋駅を利用していると考えられます。

このように終日にわたって混雑する名古屋駅東山線ホームでのホームドア使用開始には、非常に強い緊張が現場にあったものと推察できます。

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↑女性専用車乗車口のホームドアは、このように見やすく黄色いラッピングが施されてありました。

女性専用車が平日の終日にわたって設置された東山線では、これぐらいはしなければならないのでしょうね。

男が女性専用車に乗ってて何かあったら言い逃れできないし。

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↑1番ホームに藤が丘ゆき電車が到着(N1000形N1104H)

ホームドアは電車の扉と連動していました。今のところ、扉操作はまだ車掌さんが行っています。

車掌さんは閉扉操作をして、電車の扉とホームドアの全閉扉を確認したのち、即座に車内ブザーを押し、発車という流れになっているようです。

ワンマン運転開始後は、運転台デスク上にある閉扉ボタンで扉操作を行うようになるため、今しか見られない光景となります。

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↑こちらは偶然捉えた駆け込み乗車の瞬間。

人などの障害物を感知すると、ホームドア本体部の赤いランプが明滅し、警告音が鳴っていました。

このように、駆け込み乗車に失敗した人には、容赦なく恥の追い討ちをかける仕組みとなっております。

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↑こちらは高畑方面ホームとなる2番ホーム。

日曜の18時前でもこちらは空いています。

普通、名市交の車掌さんは開扉後、外へ出て信号確認と閉扉操作を行いますが、

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↑ホームドア位置の関係で、2番ホーム側ではこのように乗務員室から出ず、乗務員室窓から顔を出して信号確認と閉扉操作をしていました。

名鉄は基本的にこのやり方ですが、名市交、しかも東山線で見ると新鮮な感じです。

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↑車内からですとホームドアはこのように見えます。

現在高畑~名古屋間では既にホームドアの使用が始まっており、伏見駅にも非稼働状態ながら設置されているのを本日確認いたしました(それより藤が丘寄りの駅は未設置)。

伏見駅での使用開始は11月1日(日)の予定です。

当ブログでは今後も東山線のホームドア設置工事の進捗状況について報告してまいります。

本日もご覧いただき誠にありがとうございました