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8月7日 四日市界隈の鉄道貨物輸送

投稿者:

こんにちは!こんばんは! 鉄道研究会3年の村上です。

みなさん!夏休みはいかがお過ごしでしょうか??

鉄道研究会では合宿以外でも部員で集まって1日単位のプチ撮影旅行などもしています。
その第一弾として今回は四日市界隈の専用線撮影に行ってきました。



太平洋セメント 藤原工場四日市出荷センター

まずは専用線とは何のことでしょう?と思う方が多い思います。

皆さんが普段利用しているであろう路線は、一般的には旅客や貨物を輸送するためのものです。

一方、○○専用線というとどこかの工場が所有するその会社or工場の為だけの線路です。

現在、四日市界隈では

・太平洋セメント 東藤原/四日市港
・JSR(運用は山九) 南四日市
・コスモ石油(運用は日通) 四日市
・昭和四日市石油(運用は日通) 塩浜

以上の5カ所で運用されているものを指します。

今回はこのうちの3つの撮影へ行ってきました。


まずは南四日市駅南方にあるJSR専用線へ。

DB25

日本車輌製造の25t級のスイッチャー(SW:小型の入替機関車)が構内入れ替えの真っ最中。



キハ75系200番台

すぐ脇が関西線なので快速みえや各種列車が通過していきます。これは快速みえ。



211系0番台

中部大学生がよく乗車するであろう中央線211系5000番台とは異なる0番台。
こちらは国鉄時代に製造された固定クロスシート車両で、5000番台とは大きく異なります。
2編成しか所属しておらず、もっぱら関西線の運用に入ることが多いようです。
なお、土日には一部が中央線でも走っています。



313系1300番台 B407編成

213系5000番台の置き換え用に2011年度に集中投入された1300番台。
213系は現在は飯田線で活躍中。
1300番台は神領を拠点に中央線や関西線で活躍している中部大生御用達の車両ですねv^0^v



開門!!

一緒に行った河合君もカメラを構えて待機中w



DB25にコンテナ車が4両牽引されてソロリソロリと南四日市駅へ出発します。

入替作業員さんは麦わら帽子+ヘルメット装備で暑さ対策でしょうか(笑)


南四日市駅へ先回り。

協三製造20t級SWのDB20

DB20とDB25が山九のSWで、交互に活躍(DB25の方が良く動いている気がしますが)しています。
お休み中の車両は南四日市駅でお昼寝しているようです。



コンテナ列車を組み立てるために駅構内を移動中(機回し中)のDB25



先ほどの牽引してきた4両と、留置(置いてあった)4両をつなげて8両編成にします。

入れ替え作業は手際よくあっという間に終わってしまいます。


続いてJR塩浜駅へ移動です。

こちらでは昭和四日市石油の専用線を撮影します。

北陸重機No15+No.14

重連SWがガソリン満載のタンク車(タキ)を牽引して工場から駅へ向かいます。
この専用線は重連総括制御付きの新型車(1994年製造)が活躍しています。
重連総括制御とは、1両目の機関車運転台で2台目も一斉に操作できて、2台で力を合わせる事が出来る機能です。
石油(ガソリン)満載の列車はかなりの重量があるのでこのような機関車が用意されているようです。



JR塩浜駅でJR貨物の機関車へ受け渡し後、工場へ帰還します。



DD51 899(愛知機関区所属)

先ほどのタンク車は(通称)塩浜線を経由して四日市へ向かいます。


ちなみにこの後、関西線を経由して稲沢へ。
そして、中央線を経由して南松本の石油基地へ輸送されていきます。

実は、中央線で見かけるタンク列車はこのように四日市から長野へのガソリン(や灯油)の輸送を行っているのです。


さて、塩浜から四日市港へ移動です。

こちらは太平洋セメントの専用線の末端、四日市出荷センターです。



DD452(富士重工製造)

こちらで活躍する機関車は(宮古?の)ラサ工業→(倉賀野の)高崎運輸→(四日市の)太平洋セメントとなかなかおもしろい経歴の持ち主であったりします。



機回し中

藤原岳でとれた石灰石を東藤原にあるセメント工場で粉体セメントに加工。
三岐鉄道と関西線を経由してここ四日市港から船などでで出荷されていきます。


さて、つづいて四日市港のシンボルとも言える末広橋梁へ。

開いた状態

普段は船舶の通庫もあるので開いたままです(昔は船舶通行時に跳ね上げていました)。
この可動橋は1931年に完成したもので日本で唯一の鉄道可動橋です。
かつてはこの隣に四日市港駅がありましたが、現在は廃止されて四日市港への側線扱いになっています。



セメント満載の列車が通過中

この可動橋、戦時中や高度経済成長期には多数の貨物が通過していたであろう・・・。
っと、思いきや(列車通過回数)最大開閉回数12回を記録したのはセントレア建設時の土砂運搬があった2000年頃であったと言うのには驚きです(汗



記念板を読む河合君

1998年に近代化遺産建造物として、国の重要文化財、2009年には経産省の近代化産業遺産に認定されています。



DE10 1557(愛知機関区所属)

シメは四日市駅構内の入れ替え作業。
タンク車を入れ替え、コンテナ車を入れ替えて編成を組んでいきます。

四日市には化学工場が多い関係でタンクコンテナ(薬品など)が多いのも特徴です。
写真に写っているコンテナ車に搭載されているのはポリスチロールのホッパーコンテナです。


入れ替え後、現地解散となりました。
炎天下の中、強行軍だったのでこんがりと日焼けしてしまいました(苦笑

それでは皆さん!またの機会にお会いしましょう!!

コメント ( 2 )

ブログ担当代表者K2012年08月08日

 炎天下の中ご苦労様です。

 専用線の機関車は様々なので面白いですね。

やんやん2012年08月11日

それぞれになかなか個性のある車輌達なので四日市にお越しの際にはぜひとも会いに行ってみてくださいね。

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