4月12日(日) 「きんてつ鉄道まつり2015in塩浜」鉄道研究会

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皆さまこんにちは。鉄道研究会ブログ担当の坂本でございます。

本日は近鉄名古屋線、塩浜駅横にある塩浜検修車庫(三重県四日市市)にて行われた「きんてつ鉄道まつり2015in塩浜」に行ってまいりました。

鉄道研究会では新入生歓迎を兼ねて毎年参加している恒例のイベントですが、今回はハプニングも!

それではそんな本日の様子をご覧くださいませ。

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↑模型走行イベントコーナーの様子。近鉄を始め様々な電車が行き交います。

※今回の記事は非常に遺憾な内容が含まれます。ご注意願います。

 

さて、本日は近鉄名古屋駅地下改札前に朝9時30分集合ということで、私も朝9時10分過ぎ頃に向かい、待っておりました。

...が、しかし...。

集合時間の9時30分になっても、誰一人として待ち合わせ場所に現れません。

それどころか、ケータイへ遅れや欠席の連絡すらありません。

一体どうしたのか。

釈然としないまま、時間ももったいないので仕方なく、10時01分名古屋駅発、前4両2800系(AX13)、後ろ2両1230系(VC31)の松阪ゆき急行一路塩浜へ向かいます。

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↑乗車した1331号車(VC31)の車内銘板。

車内にはこれから塩浜のイベントへ向かうと思われる家族連れや親子連れがちらほら。車内放送でも案内がなされ、期待が高まります。

さて、揺られること約50分。電車は目的地の塩浜へ。

到着するとすぐに、イベントらしい光景が。

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↑貸切電車の2050系(RC51)。しばらく前まで名泗コンサルタントの全面ラッピングが施されていたことで有名になった編成です。

この電車が貸切になっている理由は

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↑こちらもイベントの一環であるからです。

この電車はこの後白塚検車区(三重県津市)まで走り、そこにある車両洗車機を乗車したまま通って、再び塩浜まで戻ってくるというコースをとります。

と、そこで貸切電車の車内に私の知り合いの鉄ちゃん親子とばったり遭遇。お二人とも近鉄のファンで毎年このイベントにいらっしゃっているそうです。お二人と少しばかり談笑した後、電車は白塚へ向け発車していきました。

さて、駅を出てしばらく裏路地を行くと、いよいよお目当ての場所、

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近鉄塩浜検修車庫の門が見えてきました。

近鉄の他伊賀鉄道、養老鉄道など多くの会社の車両の整備を引き受ける近鉄の重要基地の1つです。

中に入ると多くの家族連れなどの群れがごった返して大変な混雑でした。

それでは撮影したものをいくつか。

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↑「電車と綱引き」のコーナーに使用される、検査入場中の養老鉄道600系(D04)。

この編成は、同編成の養老線用化改造前の形式である1600系(名古屋線初の高性能通勤車、1997年全廃)登場時の塗装に2013年12月に変更され、「センロク塗装」として親しまれている車両です。

多くの子供たちが束になって電車を引っ張り、少しですが動いていました。

続いて車両展示コーナーへ。

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↑電動貨車モト96(MF96、左)、とモワ24「はかるくん」(右)

電動貨車モト96は事業用車で、大阪線の旧型電動貨車モト2711形をルーツに持ちます。その後改番や改造を経て現在の姿、番号に落ち着いています。

モワ24は2006年、2411系(W11)を改造して作られた電気検測車で、いわば近鉄での「ドクターイエロー」のような存在です。現在は明星検車区(三重県多気郡明和町)に所属し、近鉄の全路線ならびに養老鉄道で日夜安全のため検測作業を行っています。

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↑「はかるくん」の説明板

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↑こちらは塩浜検修車庫の車両入れ替え用電気機関車。

車籍はなく機械扱いです。元々は1948年に製造されたデ31形という電気機関車のデ32という車両で、名古屋線で1983年に廃車後、塩浜の入れ替え機としてやってきました。

ちなみに同じくデ31形であるデ31・デ33は2000年まで養老線で活躍した後、さよなら運転を経て廃車されています。

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↑こちらはコンパクトな車両入れ替え用機械「アント」。

小さくても非常に力持ちで、工場の必須アイテムです。

次は展示コーナーへ。

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↑こちらは車両の床下を覗く探検ツアーのコーナー。

子供たちが行列をなし、私が見た時は50分待ちでした。

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↑運転士の視点を体感する「これで君も運転士」のコーナー。

こちらと車掌体験は非常に長い列ができていて、2時間待ちになっている時間もありました。

続いて本部棟2Fの模型展示コーナーへ。

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↑Nゲージ、HOゲージの他、プラレール、プラレール改造のHOゲージなど、様々な車両が走っていました。特に、ライト付きのプラレールは非常に美しく、一見の価値ありでした。

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↑販売コーナーで販売される旧タイプの駅名票。

変わり種として、こんなものも。

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かつて三重県伊勢市の伊勢市駅前から伊勢神宮内宮や二見浦方面までを結んでいた路面電車、三重交通神都線(1961年全線廃止)の電車を模した三重交通バス。何と屋根に可動式のトロリーポールまで搭載されています。細部まで非常に細かく表現されており、当時の電車を思い起こすには十分すぎるほどです。2013年に改造された後しばらくは特別料金が必要な路線バスとして走っていましたが、現在は路線バスには使用されず、貸切などのバスツアー専用となっているそうです。

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↑脇にあった説明板。地域の魅力を発信する電車型バスは、正しく神都線の後を継ぐものとしてピッタリですね。

と、そこで事件が。

先程名古屋駅で何度か電話しつながらなかったある部員から電話が来ました。

今日は一体どうしたのかと咎めると、

参加者があまりにも少ないために部として塩浜へ行くのが中止になったことを私に伝えるのを忘れていた

との回答が...って...?

はぁっ...!? Σ(゚Д゚)

 

何でも先週の部会の後1年生の参加が少ないことを理由に中止を主張する人があり、そのまま中止になったとのこと。

つまり私は名古屋駅で誰も来ないにもかかわらず改札前で50分も立ちんぼで待っていたわけです。何たるピエロ。

電話して来たその部員がこっぴどく私に叱られたのは言うまでもありません。

本来の予定をいくつか潰してきたのに...ううっ。

と、最後は何だか少し後味が悪くなってしまいましたが、イベント自体は良いもので、楽しめました。

おまけ

イベント後、その足で名古屋駅前にあるとある大手中古鉄道模型店の大規模特売会場へ向かいました。

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↑特売会場での戦利品。マイクロエース製小田急5200形(ブランドマーク付き)。

かなりの美品でありながら、本来の価格の半値以下で買うことができました。さっそく室内灯、部品交換、ステッカー貼り付けなどの後、遊びたいと思います。

本日もご覧いただき誠にありがとうございます。