文芸研究会 オススメの本第2弾「笑う警官」 推薦者:副部長 神鉈悠(かみせゆう)文芸研究会

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今回は私、神鉈悠のおすすめ本を紹介したく思います。

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出版社:ハルキ文庫

著者:佐々木譲

7、8年前に北海道警察で多額の裏金が見つかった事件にインスパイアされて書かれた小説です。

サスペンスものは最近読み始めたのですが、スラスラと読めてしまいました。

物語も警察の内情を多分よく表してるのではないでしょうか。

原題はうたう警官というタイトルだったようでして、意味は「密告する警官」だそうです。これは物語のキーワードでもあります。

物語は北海道の高級マンションで女性が遺体となって発見されるところから始まります。捜査員たちが部屋を調べると、部屋のクローゼットから女性警察官の制服と遺体の持ち物から警察官であることを示す名刺が出てくるのです。死んだ女は女性警察官だった・・・という訳です。全てはここからこじれていく・・・というやつでしょうか。

結構人気作品のようですし、映画化もドラマ化も何度かされてるようです。一度ご覧になってはいかがでしょうか。