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文芸研究会ブログ更新担当の神鉈 悠(かみせ ゆう)です。

文芸研究会部員おすすめ本をご紹介。

今回はOGの銀右京先生オススメの本と私、神鉈のおすすめ本です。

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タイトル:獄門島
著者名:横溝正史
出版社:角川文庫

『週刊文春』の「東西ミステリーベスト100」国内編で、1985年度版と2012年度版ともに一位を取った作者の代表作!
名探偵・金田一耕助が引き上げ船のなかで戦友からの遺言を聞き、訪れた島で起こる連続殺人。
死体の場所は他の作品同様ドキッとするけど、この作品の凄い所はトリック!!
よく考えたとしか言えない。犯人や動機も申し分ないから、是非最後まで騙されろ!


銀 右京(キッキ)

 

 

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タイトル:Metro2033(メトロ2033)

出版社:小学館

著者名:ドミトリー・グルホフスキー

 

最終戦争、いわゆるハルマゲドンが起きた後のロシアが舞台のアポカリプスSF小説です。

人類は愚かな核戦争で滅び、わずかに生き延びた人たちはロシア・モスクワの地下鉄道網「メトロ」に逃げ込みポリス(小規模都市)を築きます。

主人公アルチョムはその中の一つ、博物館駅で育った青年です。人類はメトロに閉じこもりましたが放射能とその影響で生まれたミュータントに悩まされていました。

主人公の住む駅もその一つです。彼は日々防衛戦を突破してくる新種のミュータント、「チョルヌイ」を撃退すべくメトロ最強の軍部隊を保持するポリスへ支援を要請するため長いメトロ旅に出かけます。

まず著者が退役軍人であると言うのとモスクワ育ちだということで両方面に関しての描写が非常に細かいです。ただそういった方面に造詣が深くなくても読める内容だとは思います。

核戦争で滅んだモスクワを舞台に繰り広げられるSFアクションと言った感じです。このMetro2033を原作にゲームが出ていたので私はそっちを先にプレイし、この原作を読みました。