文芸研究会おすすめ本紹介!文芸研究会

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文芸研究会ブログ更新担当の神鉈 悠(かみせ ゆう)です。今回も文芸部部員のおすすめ本をご紹介します。

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紹介者:一年生部員Hさん

タイトル:キノの旅-the beautiful world-

作者:時雨沢恵一

出版社:アスキー・メディアワークス(電撃文庫)

紹介文:旅人キノが相棒のエルメスと旅をする話です。科学の発展した国、おかしな規則のある国。滞在期間は3日。短編なので割と簡単に読み進めることが出来ます。

神鉈から:キノの旅は何度か読んだことが有ります。ファンタジーでとてもいい本なのですが、長年の継続巻だけあって全巻を揃えられていないですね・・・。作者の時雨沢さんは僕もファンで「アリソン」シリーズは大ファンです。好きな作家さんの一人ですね。ミリタリーにも意匠があるので描写も細かいです。HN由来はスイスの拳銃メーカー「シグザウエル」が由来とか。何でもアメリカに一丁SIG拳銃を持っているそうです。

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紹介者:神鉈

タイトル:ベルリン飛行指令

作者:佐々木 譲

出版社:新潮文庫

紹介文:1940年ドイツ。ナチスドイツと英国は両国をまたぐ大海峡ドーバー海峡越しに空中戦を繰り広げていた。

当時ドイツ空軍の主力戦闘機であるメッサーシュミットBf109はその航続性能に問題が有り、ロンドン上空到達後3分ほどしか空戦が行えなかった。

ある日ドイツ軍諜報部隊は中国戦線において日本海軍が投入した新鋭戦闘機の概要を知り、その性能に驚愕する。

「燃料補給なしに1600kmを飛行できる」その性能は独領フランス沿岸から英国全土をカバーできる範囲であった・・・。その名は「タイプ・ゼロ」。零式艦上戦闘機であった。

早速購入交渉を行うドイツ空軍と日本。ここで大きな問題が発生する。如何にして零戦を輸送するのか。海路は英国やソ連を経由する必要もあって時間がかかりすぎる。陸路は問題外。ならば空路。

日本海軍はエースパイロット二人を選択し、空輸作戦を決行する。ユーラシアをまたぐ大空輸作戦は成功するのか・・・・・・?パイロットをめぐる不穏な噂、変わる情勢、諜報戦。ミリタリーサスペンス。

いつもどおりの紹介でした。