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【文芸日誌】№9  30分小説の季節

投稿者:

久々に部活に参加した慧斗です


ブログ書くのも久しぶりですな。

タイトルは、今日の部活内容とそのテーマ

今日の部活は、春冊子にのせる作品の討論会も終わり、30分小説を行いました。


大きなテーマは「季節」


そこからタイトルを考え、そのタイトルをもとに30分で小説を書き上げました。

作品制作後、出来上がった作品を読み、全員で投票。
今回は1人2票で投票しました。

結果は・・・・・・

1位 『春一番』   作: ちかふじ爽和(4年生)
    『季節限定アイスクリーム』  作: 菊川竜子(1年生)

3位 『雪山』   作: 葉樫茶荼(4年生)


という結果でした。
今回は同じ票数で1位が2作品となりました。
いや、しかし流石は4年生ですね。トップ3の内2つを占めてくるとは・・・・・・
しかし、今回は1年生も頑張りました!! 同率トップ、やったね!!

なお、この2つの作品については、今回と次回の2回に分けてブログにアップいたします。
今回は、『春一番』です


『春一番』    ちかふじ爽和

ここの所、きびしい寒さがつづいている。

2月も終わりを告げ、ようやく春らしく感じられるはずの3月になっても、気温はあいかわらず10℃前後。ひどいときには雪まで降る始末である。

ニュースでも連日とりあげられる程の、異常な寒さだ。

そこに加えて、俺は金なし、彼女なし、カイロ等の防寒具なしの寒さ三重苦を背負って、近所のコンビニへ向かっていた。

歩いて3分ほどだからといって、ゆだんしすぎたのである。

はや歩きでコンビニの中へ入り、弁当を買って、店内のぬくもりとおでんの香りを惜しみながら扉をあける。

ちくしょう。なにがかなしくて1人で飯を喰わなきゃならんのだ。

強くなりはじめた風が冷たくて、目にしみる。

通りすがる高校生達はコートに身をつつみ、冷えた手を暖め合い、缶コーヒーをほほにあてて幸せそうだ。

はぁ、と一つためいきをつく。

と、その時。俺のためいきに合わせるかのように、突風が正面から吹いてきた。

あまりの強さに、俺は顔をそむける。

その視線の先には、先ほどの“通りすがった女子高生達”が必死でスカートがめくれないようにおさえる姿があった。

これが、「春一番」か!!

もう、春は目の前である


おしまい。

コメント ( 3 )

さしもぐさ2012年03月09日

昔、春一番という歌が大ヒットしたそうな……
昭和の歌です。

ちかふじ先生の作品はオーソドックスでオチが良かったです。
納得の一位!
春一番は青春!(笑)

ちかふじ先生には個人的にもお世話になりました。
たまたま同じ講義を受けたこともあります。
短い間でしたがありがとうございました。


4月から私は文芸研究会のOBになります。
鉄道に例えると、中部大文芸研旅客鉄道の定期急行列車『さしもぐさ』(愛称『さしも』)は4月から臨時快速になります。
分かりにくくてすみません。


もうすぐ草むらでさしもぐさ(よもぎの古語)が芽吹くはず……

長文失礼しました。

真水登2012年03月09日

 …………殺人衝動が抑えられない。
 というのは冗談で、僕の作品は人死にの傾向が強いようで……まさか30分小説内でそれがでるとは。どうしよう。
 まあ、アトラス杯の予兆なのかな。

海豚2012年03月10日

惜しくも同率3位を逃すとは……うぎぎ
いや、あんな作品にあれだけ票をいれた人数がいたことがおかしいのか……

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