学長ブログ

78. 穀雨

春分からひと月が経ち、二十四節気の「穀雨」になりました。恵みの春の雨が降り、キャンパス内は八重桜のピンクや、ハナモモの仲間である菊桃の赤い花が彩りを添え、木々も緑になりつつあります。

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木々の合間から見える不言実行館。キャンパスの彩りから、季節の動きを感じます。

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中で外出禁止令や外出自粛要請が出されています。空も陸も交通量が減り、経済活動の縮小が大気汚染物質の排出減少につながり、都市の空気がきれいになったとも言われています。

あたかも世界中が、鎖国政策をとっているような感じすらします。グローバル化が進展する現在、情報を共有し、世界に広がる感染症を制御して、この危機を連帯して乗り越えることができれば、必ずしも経済活動最優先とはしない、社会の変革が訪れるような気がします。

教育においても、教室の役割、学びの在り方が大きく変わることになるかもしれません。新しい週の始まりです。