学長ブログ

2017年6月 6日の記事

7. 神宮球場 ―全日本大学野球選手権

1対1で延長戦。緊張が続く。隣で観戦していた硬式野球部顧問の松尾直規教授の解説が入る。延長10回以上はタイブレーク(tie break)で、1死・走者満塁の設定で始まるという。テニスで行われる試合時間短縮のためのルールが、野球にも取り入れられていたことを知る。10回は両者無得点。11回表、中部大学の攻撃2死のあと、打者は2年生下村崇将君。後ろの観客席にいた中部大学理事から、今季愛知リーグの首位打者という解説が入る。緊張は極度に達する中、打った。気が付いた時には痛烈な打球は2塁手の横を通り抜けて右中間深く外野手のほうへ。速い速い、満塁の走者が駆け抜ける。3人の走者がホームを踏み3塁打となった。三塁側スタンドで観戦していた13人のチアリーダーが跳びはね、大きなメガホンを持ったブルーのTシャツを着た応援団71人が歓声を上げ、10人のシンフォニックバンドが喜びの大音響。春日井市から駆け付けた教員、職員、学生、同窓生、企業の人たち、伊藤太春日井市長も、飯吉厚夫理事長・総長も、私も、総勢350名の春日井応援団は歓喜に沸いた。そばにいたチアリーダーと握手握手、みんなも握手。試合は11回裏を抑えて、中部大学は近畿大学工学部を破り、全日本大学野球選手権の初戦の勝利を神宮球場で飾ることになった。こんなにも大勢がはるばる春日井市から応援にやってきた。

一方、春日井市にある中部大学のキャンパスでは、不言実行館ACTIVE PLAZAにて開かれたパブリックビューイングで、300人以上が応援にかけつけて、大いに盛り上がったという知らせが入ってきた。帰りの新幹線の中で、東京駅で買い込んだ遅い昼食を妻と並んで食べながら、勝利の余韻に浸っていた。

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